アルツハイマー病の予防効果もあるという報告が…
2025年6月に、頭部のリンパ・マッサージに関する論文が発表されました。
この『ネーチャー』に掲載された論文は、いままでに無い発想であり、新しい！
この論文は韓国の科学技術院に所属する研究者がNature誌（イギリス）で発表されました。
内容をchatGPT風に要約すると….
脳や脊髄を保護する脳脊髄液は、神経系の老廃物を洗い流す重要な役割があり、この液体の流れが悪くなると、アルツハイマー病の原因となる「アミロイドβ」などの有害物質が脳に蓄積してしまいます。
高齢者では実際にこの流れが低下することが知られていたが、どうすれば改善できるかは分かってなかったということなんです(≧▽≦)
韓国の研究チームは、マウス（ネズミちゃん）を使って脳脊髄液がどのように体外へ排出されるかを詳しく調べました。蛍光物質を使った追跡実験により、脳脊髄液は頭蓋骨の底から外へ出た後、目の周り（眼窩周囲リンパ管）、鼻（嗅覚・鼻咽頭）、口の天井部分（硬口蓋）のリンパ管を通って、首の浅い部分（顎下）にあるリンパ管へ流れ込むことを突き止めたんです。
しかもこの経路は、首のリンパ節へ向かう脳脊髄液の約半分を運んでいるそうです。
さらに以下、要約
「80～95週齢の高齢マウスでは、8～12週齢の若いマウスと比べて、鼻のリンパ管が約80％も減少していた。その結果、脳脊髄液の排出量は約30％低下。
興味深いことに、高齢マウスの首のリンパ管自体は正常に機能していたが、その上流にある鼻や口蓋のリンパ管が減少していることが排出低下の主な原因だった。」
そこで研究チームは、首の浅い部分にあるリンパ管が皮膚のすぐ下を通っていることに着目したんです！
「刺激装置を開発し、顔と首の皮膚を優しくマッサージするような刺激を与えたところ、脳脊髄液の排出量が2倍以上に増加した。刺激の強さは0.01～0.02kgf（20ｇ）という軽いもので、皮膚を傷つけることなく効果を示した。」
「この方法を高齢マウスで試したところ、脳脊髄液の排出量が約2.8倍に増加し、若いマウスとほぼ同じレベルまで回復した。効果は刺激を止めた後も続き、4日間毎日刺激を行っても効果は維持できた。」
「刺激による効果の仕組みは、皮膚を通じてリンパ管を外から圧迫することで、中の液体の流れを促進するというものだった。
リンパ管は自分でポンプのように収縮する自発的な能力を持っているが、刺激はこの自発的な収縮にはほとんど影響を与えず、単純に外からの圧力で流れを助けている。」
この発見は、加齢による脳の老廃物排出低下を、皮膚への優しい刺激という簡単な方法で改善できる可能性を示しています(*’▽’)
田中家＋の「リンパトリートメント」や「鍼灸施術」においても頭部・顔面・頸部の軽い皮膚刺激はよくおこなう施術ですが、この研究レポートは脳脊髄液の還流低下が改善できる可能性が報告されたとても嬉しい内容になってます。
田中家＋の人気のメニュー「ヘッドマッサージ」、「フェイシャルエステ」、「美容鍼」、「育毛鍼」、「脳活性頭針（YNSA）」は頭部や顔面・頸部のリンパの流れをできますが、「脳脊髄液」までも促進させることができると思うとワクワクがとまりません‼
皆さまもぜひ頭部・顔面・頸部のリンパの流れをよくして「いきいき生活」始めませんか！？
参考記事⇒https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2506/13/news034.html
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